ウミネコヘブン

伊豆下田暮らし。花屋。園芸屋。編み物、織物、洋裁。狩猟のこと。猫。ときどき登山。レルのこと。

妊活はじめ

今は2019年2月

妊娠6カ月を過ぎたところで

日々胎動があるたび 

返事をするように

お腹をぽんぽんぽんと5回たたき

おはよう、起きたかな?などと声をかけてる

ここまで来るのに時間かかったね、

もうできないかとおもったよね

本当にできてよかったよね

時折 

旦那さんと同じようなことを繰り返し話す

 

そりゃそうだ

単純計算すれば 5年くらいかかってるんだから

 

2014年の9月に

半年に渡る新婚旅行から帰国して

田舎暮らしを模索するため伊豆に移住

 

それからそれまでしていた避妊をやめて

さぁいつでもおいで!という気持ちだった

が、なかなかできない

 

初めて婦人科の病院にかかったのは

2016年 年が明けてまもなくだったと思う

下田唯一の産婦人科でだいたいみなここにいく

ここで確か1年ほどタイミング法を試したけれど

成果が上がることはなく

2017年の春 病院を変えて

血液検査、フーナーテスト、卵管造影を受けた

何も問題のある個所はなかった

 

 

こんなに子供ができないなんて思ってなかったので

不妊治療ができる病院があるかなんて

調べずに伊豆の南端まで越してきた

そもそも不妊治療なんて ‘ありえない’と思ってきたし

待ってできるものならしないでいたかった、とおもう

検査は検査として受けるけど治療は…

そんな気持ちをもったまま次のステップ、と進んでいった

 

2017年の夏を迎えるころ

また病院を変えて

人工授精を受けることになった

明るいきれいな病院で医師も若く

施設も整っていそうで 期待して通院したけれど

結果はなく…

 

結局一回しか受けなかったけれど

初めて受けるその作業的工程に

女性的に屈辱的ショックがあったのと

医師や看護師に連携が取れてなく

行くたびにちぐはぐな印象を受けて

不信感が募ったことが やる気を削いだ

 

気持ち的な問題があるのかもね、と

しばらくは通院もやめ

‘神様とのやくそく’だったかな

映画の予告の影響を受けて

毎朝天に向かって 見えない子供に

‘お父さんとお母さんはここだよー!’と

叫んだりした

ふだん頼りにしてないくせに

こういう時だけ 神頼み。 

 

そして夏を過ぎ 秋を過ぎ

2018年を迎え

島田の祖父の家に新年のご挨拶

その帰りすがら子授け祈願をできるという

産女観音でお参りをする 

 

気を取り直して 翌月の2月

不妊治療に力を入れている

沼津の岩端医院の門を叩くことに