ウミネコヘブン

伊豆下田暮らし。花屋。園芸屋。編み物、織物、洋裁。狩猟のこと。猫。ときどき登山。レルのこと。

愛すること

いつも何か足りないと思ってた

 

若い頃は

それが見た目の自信のなさだったりして

ファッションやヘアメイクに力を注いで

人からの視線や興味を独り占めしたがっていた

初めて出会う人は

カテゴリー分けして態度が違ったりもした

 

職場で店長になって

ぱっと見 順風満帆に見えただろう頃

ソウルメイトのあのひとが

「お帰りが足りないんだね」って

わたしの絡まった心の糸を解いてくれた頃

わたしは自己肯定感が欠如しているんだと

やっと認識できた

 

山に出会う自然の美しさや

壮大な風景に 自分のちっぽけさを感じて

山登りは 拠り所に

汗をたっぷりかいて

山歩きの最中に自問自答したり

全ての感情を吐き出して

そのあとは 瞑想したかのように

落ち着いた心が取り戻せる

自分らしくいられる気がする

 

スピリチュアルなことに興味をもってみたり

心と体の関係からマクロビも取り入れてみたり

そういう精神世界に惹かれて

自分は唯一無二だと

そして他人もそうであると

「あなたとわたしは同じ」人は鏡だと

 

人は必要なタイミングで必要な人と

出会うようになっている

いつも必要なタイミングで引き合わせる

重要な人との出会いがあって

必要なタイミングが去ると離れ

それでも 

そのひとは私の人生で大きな意味を持つ

 

そして

水音が生まれて大事なことに気づく

愛されたくてしかたなかった

インナーチャイルドのわたしは

この先ずっと愛していいのだという

それが許されるという「許可」が

自分の心の穴を塞いでくれるということを 

ようやく知ることができた

 

安心して愛したかったんだな

長かった 時間がかかったよ

でも 

それも必要なタイミングでやってきたよ

今でよかった